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公共料金・契約の解約手続き【2026年最新】|電気ガス水道からサブスクまで完全リスト
この記事の内容(全11項目)
この記事の結論(30秒でわかる)
- 死亡後に放置してはいけない契約は、電気・ガス・水道などのライフライン、クレジットカード、携帯電話、サブスクリプション。契約を放置するとずっと自動引き落としされ、預金がなくなります。
- 優先度は「ライフライン(電気・ガス・水道・電話・インターネット・NHK)」→「金融(クレジットカード・ローン)」→「サブスク・定期購読」の順。同じ優先度の契約は、解約期限がない限り30日以内にまとめて対応することをおすすめします。
- 相続放棄を検討している場合、契約解除は「単純承認」とみなされるおそれがあります。必ず弁護士・司法書士に相談してから対応してください。詳しくは相続放棄する前に遺品整理してはいけない理由をご覧ください。
親記事として死後の必要手続き一覧、デジタル遺品の整理方法をあわせてお読みください。
死亡後の契約解約が必要な理由
自動引き落としで預金がなくなる
故人の名義で契約していた電話・インターネット・サブスクは、契約解除するまでずっと料金が発生し続けます。毎月自動で銀行口座から引き落とされるため、相続人が気づかないうちに数ヶ月から数年間で大きな負債が膨れ上がります。
特にサブスクリプション(動画配信・音楽配信・クラウドストレージなど)は、毎月数百円から数千円の引き落としが複数あることが多いため、徹底調査が必須です(→デジタル遺品の整理方法)。
賃貸退去までに期限がある
故人が賃貸に住んでいた場合、電気・ガス・水道の契約解除は「退去予定日」との関係が重要です。公共料金の契約は解約予定日を指定できますが、退去日までに必ず解約を完了させないと、空き家の状態で料金が発生し続けます。
通常、賃貸は退去通知から30日〜60日間が賃借人の義務期間です。詳しくは賃貸の遺品整理と退去期限をご覧ください。
相続財産の負債が増え続ける
死亡診断書が出ていても、故人の名義契約は生きたままです。契約を放置した期間の未払い料金は「相続人が受け継ぐべき負債」になります。相続放棄を検討していた場合でも、解約手続きを進めると「相続を承認した」とみなされるおそれがあります。
解約手続きが必要な契約一覧
故人が生涯の間に結んでいた契約を、優先度別にまとめました。
| 優先度 | 契約種別 | 例 | 期限 | 必要書類 |
|---|---|---|---|---|
| 高1 | 電気 | 電力会社との従量電灯契約 | なし(早期推奨) | 死亡診断書、本人確認書類 |
| 高1 | ガス | ガス会社との供給契約 | なし(早期推奨) | 死亡診断書、本人確認書類 |
| 高1 | 水道 | 水道局との給水契約 | なし(早期推奨) | 死亡診断書、本人確認書類 |
| 高1 | 電話 | 固定電話または携帯電話 | なし | 死亡診断書、本人確認書類 |
| 高1 | インターネット | プロバイダとの回線契約 | なし | 死亡診断書、本人確認書類 |
| 高1 | NHK | 受信契約 | なし(料金継続) | 死亡診断書、本人確認書類 |
| 高2 | クレジットカード | カード会社との契約 | なし | 死亡診断書、本人確認書類 |
| 高2 | 銀行ローン | 住宅ローン・カードローン | あり(期限内返済) | 死亡診断書、本人確認書類 |
| 中 | 動画配信 | 動画配信サービス等 | なし | ログイン情報 |
| 中 | 音楽配信 | 音楽配信サービス等 | なし | ログイン情報 |
| 中 | クラウドストレージ | クラウドストレージ等 | なし | ログイン情報 |
| 低 | 新聞 | 新聞定期購読 | あり(契約更新月) | 口座情報 |
| 低 | 定期購読 | 通販・健康食品・化粧品等 | なし | ログイン情報・クレジットカード情報 |
各契約の解約先・必要書類
ライフライン系(電気・ガス・水道・電話・インターネット・NHK)
電気
故人が契約していた電力会社に連絡します。電気料金の領収書やハガキに記載された連絡先を確認してください。
必要な対応:
- 故人の死亡を通知
- 最後の検針日を確認
- 清算手続き(返金がある場合)を申請
- 解約予定日を指定(賃貸の場合は退去日に合わせる)
必要書類: 死亡診断書のコピー、相続人の本人確認書類、契約書(あれば)
ガス
ガス会社に連絡し、安全のため速やかにガスの閉栓手配を依頼します。特に一人暮らしだった場合は、ガス漏れ防止のため早期対応が重要です。
必要な対応:
- 故人の死亡を通知
- ガスの閉栓日を指定
- 最後の使用量確認と清算
必要書類: 死亡診断書のコピー、相続人の本人確認書類
水道
市区町村の水道局に連絡します。役所の水道課が窓口になることがほとんどです。水道契約は世帯単位で管理されているため、死亡届を出した後の世帯主変更と連動することがあります。
必要な対応:
- 故人の死亡を通知
- 最後の使用日と清算額を確認
- 相続人が家を使う場合は名義変更、解約する場合は解約
必要書類: 死亡診断書のコピー、相続人の本人確認書類、水道検針票(あれば)
固定電話・携帯電話
固定電話契約者が亡くなった場合、電話会社に連絡して契約を解除します。携帯電話は携帯キャリアに連絡してください。
特に携帯電話は、ネット銀行や各種サービスの「本人確認」に使われていることが多いため、解約前にどのサービスと紐づいているかを確認が必須です。詳しくはデジタル遺品の整理方法をご覧ください。
必要書類: 死亡診断書のコピー、相続人の本人確認書類
インターネット
プロバイダに連絡して回線契約を解除します。賃貸退去の場合は、退去予定日までに解除してください。相続人が家を使う場合は名義変更することもできます。
必要な対応:
- プロバイダに故人の死亡を通知
- 解約予定日を指定
- 回線工事の予約(解約に伴う撤去工事が必要な場合)
必要書類: 死亡診断書のコピー、相続人の本人確認書類、契約書(あれば)
NHK
NHK受信契約を結んでいた場合、契約を解除する旨をNHKに届け出ます。特に法定期限はありませんが、料金が発生し続けるため早期対応を推奨します。
必要な対応:
- NHK放送受信料センターに連絡
- 故人の死亡を通知
- 解約予定日を指定
必要書類: 死亡診断書のコピー、相続人の本人確認書類、契約書(受信契約書)
金融系(クレジットカード・ローン)
クレジットカード
故人がクレジットカードを保有していた場合、カード会社に速やかに死亡を通知し、カードの無効化を申し出てください。放置するとカード詐欺の対象になる可能性もあります。
必要な対応:
- カード会社のカスタマーセンターに連絡
- 故人の死亡を通知
- 未払い金がある場合は確認・清算方法を相談
- カード番号と有効期限を確認
必要書類: 死亡診断書のコピー、相続人の本人確認書類、クレジットカード(あれば)
ローン(住宅ローン・カードローン・自動車ローン)
ローン契約がある場合は「団体信用生命保険」の有無を確認することが重要です。住宅ローンの多くは団信に加入していることが多いため、故人の死亡により自動的にローン残高がゼロになる場合があります。
必要な対応:
- 金融機関に死亡を通知
- 団信の加入状況を確認
- 残高確認と清算方法を相談
必要書類: 死亡診断書のコピー、相続人の本人確認書類、ローン契約書
サブスクリプション・定期購読系
動画配信・音楽配信・クラウドストレージ
毎月自動引き落としされるため、クレジットカード明細から「不明な引き落とし」を探す必要があります。複数のサブスクに登録していることが多いため、銀行・クレジットカード明細を3ヶ月分遡って確認してください。
必要な対応:
- 各サービスのウェブサイトまたはアプリにログイン
- 「アカウント設定」→「サブスクリプション」から確認
- 「解約」を選択
- 解約完了メールの受領を確認
必要書類: ログイン情報(メールアドレス・パスワード)、クレジットカード情報
ただし相続放棄を検討している場合は、サブスクのアカウント操作もしないでください。詳しくは「相続放棄の場合の扱い」をご覧ください。
新聞・定期購読サービス
新聞や定期購読サービス(通販サイトの定期配送、健康食品など)も、契約を放置すると毎月料金が発生します。郵便物から「定期購読中」であることを発見することが多いです。
必要な対応:
- 配送業者または販売会社に連絡
- 故人の死亡を通知
- 最後の配送日を指定
必要書類: 故人の住所・名前、銀行口座番号またはクレジットカード情報
デジタル遺品との連携
サブスクリプション契約のほとんどはオンラインアカウント管理です。クレジットカード明細から「毎月同じ額が引き落とされている」ことで初めて気づくことが多いため、まずは銀行・クレジットカード明細の全件調査が必須です。
詳しくはデジタル遺品の整理方法をご覧ください。特に「パスワードが不明な場合の対処法」「サブスクリプション契約の解約」の項目が参考になります。契約書類の一覧は遺品整理で必要な書類一覧にまとめています。
賃貸解約との時系列
故人が賃貸に住んでいた場合、公共料金(電気・ガス・水道)の解約は「賃貸退去予定日」と密接に関わっています。
一般的には、退去通知から30日以内に賃貸契約が終了します。この期間内に電気・ガス・水道・インターネットをすべて解約しないと、退去後も空き家の状態で料金が発生し続けます。
詳しくは賃貸の遺品整理と退去期限をご覧ください。
相続放棄の場合の扱い
相続放棄を検討している場合、契約解除の判断は慎重に進めてください。
単純承認とみなされるおそれ
契約解除手続き(銀行への電話連絡、オンラインでのアカウント操作、料金の確認など)は、法律上「相続財産に対する処分行為」と判定される可能性があります。一度処分行為を行うと、相続人は「相続を承認した」とみなされ、後から相続放棄ができなくなります。
特に注意が必要なのは以下のケースです。
- クレジットカード会社に「未払い金の清算方法」を相談する
- ネット銀行の口座残高を確認する
- サブスクのアカウント操作をする
これらはすべて「財産に手をつけた」と判定される可能性があります。
相続放棄の判断
相続放棄は原則として相続開始を知った時から3ヶ月以内に家庭裁判所へ申述する必要があります。この3ヶ月間で、故人の財産・負債の全体像を把握し、相続するか放棄するかを決めます。
相続放棄を検討している場合は、契約解除の判断は保留し、必ず弁護士・司法書士に相談してから進めてください。詳しくは相続放棄する前に遺品整理してはいけない理由をご覧ください。
香川県内のライフライン窓口
香川県内では、市町ごとにライフライン各社の窓口が異なります。以下は代表的な市の例です。各地域の詳細情報は、地域別遺品整理ガイドを参照してください。
- 高松市: 電話・ガス・水道の解約は各社のカスタマーセンターへ直接連絡が基本です。詳しくは高松市の遺品整理をご覧ください
- 香川県全域: 各市区町村の水道局・生活課に問い合わせれば、各ライフライン事業者の連絡先案内を受けられます。香川県の遺品整理・補助行政窓口総まとめも参考にしてください
関連記事マップ
本記事は以下の関連記事と合わせてお読みください。
- 死後手続き全般: 死後の必要手続き一覧 → 相続手続きの順番
- デジタル遺品: デジタル遺品の整理方法
- 相続放棄関連: 相続放棄する前に遺品整理してはいけない理由 → 遺産分割前にやってはいけない8つのこと
- 必要書類: 遺品整理で必要な書類一覧
- 賃貸退去関連: 賃貸の遺品整理と退去期限
- 遺品整理の基本: 遺品整理の基礎ガイド
- 地域別: 香川県の遺品整理 → 高松市の遺品整理 → 香川県の補助・行政窓口総まとめ
よくある質問(FAQ)
Q. 故人のクレジットカードに毎月同じ額が引き落とされています。何ですか? A. サブスクリプション契約の可能性が高いです。クレジットカード会社または銀行の利用明細から、引き落とし先企業の名前を確認してください。その企業のウェブサイトに行き、「サービス一覧」から引き落とし理由を特定します。
Q. 電気・ガス・水道すべてを一度に解約できますか? A. はい。最初に1つの事業者に連絡して解約予定日を伝え、その日が決まったら他の事業者にも同じ日付で解約申し込みすることをおすすめします。そうすることで、退去日と解約日を合わせることができます。
Q. サブスク契約のパスワードがわかりません。解約できますか? A. はい。ほぼすべてのサービスで「パスワード再設定」機能があります。登録メールアドレスに再設定リンクが送られるため、新しいパスワードを設定した後に解約できます。登録メールアドレスも不明な場合は、サービスのカスタマーセンターに連絡してください。
Q. 相続放棄を検討中に、誤ってサブスク契約を解約してしまいました。相続を承認したと判定されますか? A. サブスクの解約だけで直ちに「単純承認」と判定されることは稀です。ただし金融機関の預金引き出し・不動産の売却など、より重大な行為をすると判定される可能性が高まります。念のため弁護士に相談してください。
Q. 故人がローン返済中でした。遺族が返済を続けなければいけませんか? A. 住宅ローンの場合、多くが団体信用生命保険に加入しており、故人の死亡により自動的にローン残高がゼロになります。カードローンや自動車ローンも同様です。まずは金融機関に死亡を通知し、契約内容を確認してください。
Q. 解約手続きに費用がかかりますか? A. ライフライン(電気・ガス・水道)の解約は無料です。ただし回線工事(インターネット解約時の撤去工事など)が必要な場合は費用がかかる場合があります。各事業者に「解約に費用がかかるか」を確認してください。
Q. 悪徳業者に高額請求されました。相談窓口はありますか? A. 全国共通の消費者ホットライン「188」(局番なし)で最寄りの消費生活相談窓口につながります。詳しくは悪徳遺品整理業者の手口と見分け方にまとめています。
参照元・データについて
- 本記事は死後の契約解約手続きの一般的な説明であり、個別の法律相談ではありません。相続放棄やローン返済に関わる判断は、必ず弁護士・司法書士にご相談ください。
- ライフライン各社(電気・ガス・水道)の解約手続きは、事業者によって若干異なる場合があります。不明な点は各窓口でご確認ください。
- サブスクリプション各社の解約手続きも、サービスにより異なります。各社の公式サイトで最新の手続きを確認してください。
- 相続放棄の期限(3ヶ月)は民法915条に基づきます。単純承認の判定基準は民法921条に基づきます。詳細は弁護士・司法書士にご相談ください。
- 本記事と関連する遺品整理手続きは死後の必要手続き一覧、デジタル遺品の整理方法、相続放棄する前に遺品整理してはいけない理由をあわせてご参照ください。
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